エステやマッサージ、アロマセラピストと名乗る職業ならば、技術はあって当然。
しかし、「メンズエステは技術はいらない」と勘違いされているオーナー様が多いのも事実です。
確かに、技術力が足りなくてもお客様つきます。
でも、それは最初だけの話し。
目新しさだけで最初はお客様がついても、2回・3回とリピートはしてくれません。
つまり、長く売れるためには、メンズエステにも技術は必要というわけです。
ですが、メンズエステはプロ級の技術より、男性の気持ちを理解してくれるような「癒やし」が求められる職業。では、メンズエステに求められている癒しとは何でしょうか?
求められる癒しとは。
優しいタッチングによる密着、心地よい距離感、非日常的なドキドキ感や楽しい会話。中には疑似恋愛的な時間を楽しむ方もいます。
こう書くとハードルが高そうに感じますが、まったく経験がないところからスタートする女性も多く、活躍しているセラピストもたくさんいます。
私もはじめは戸惑うことばかりでした。基本の手技を組み合わせ、さらに男性心理をうまく取り込みながら、セラピストが体に負担をかけず楽に施術できる方法について、メンズエステの現役セラピストでありメンズエステサロン向けの技術講習をやっているオーナーが解説していきます。
セラピストの中には、初めてメンズエステで働く人、他サロンからもっと収入のいいメンズエステサロンへ移る人など様々いると思います。
入店すると、簡単な技術講習を行っているサロンもありますが、一般的には数時間から数日で出来るレベルです。
では、メンズエステに技術は必要ないのでしょうか?
答えは
「めっちゃうまくなくても、仕事はできる」
もっと言えば
「接客しながら学んでいけばいい」のです。
安定的に高収入を得たいなら、メンズエステ向けの「アロマトリートメント」を学ぶことです。
男性と女性では体格も違います。技術があって、男性がメンズエステに求めている「ちょっとドキドキ感があるといいな」を叶える施術が出来れば人気セラピストになれます。
当協会では基本の「塗り方、触り方、流し方」の男性心理を踏まえた3つの手技だけで、指名されるレベルまで、さらに応用編では女性サロンでも通用するレベル、テクニックを身につけることができます。
先ずは基本のテクニックとお客様への気配りやおもてなしを意識して心地よい空間を作ることが大事なことですね。
私がメンズエステの業界に入ったときは技術の講習はありませんでした。
スポーツジムや女性向けエステの経験があると伝えたところ「いつもやっているようにやれば大丈夫」と一言。そんな感じだったのですぐに指名もとれそうだな…と思っていましたが、そうは甘くなかった…泣
確かに他のセラピストさんより一般的な施術の経験はありました。
でも男性のお客様はそれを求めていないのです。
一般的な施術では、手以外の部位(太ももや胸)を当てるなんてしません。試験などでは即、施術中止で失格になります。これはメンズエステの施術と、一般の施術との大きな違いです。
技術があるだけでは指名に繋がらない・・・。
じゃあ、技術は学ばなくてもいいのでは…?
実はそれも間違い。
必要なのは一般的な「施術」の基本と男性心理をうまく活かしたメンズエステ向けの「技術」なんです。
技術を学ぶメリットとして施術が上手くなれば触られたり、ヌキなどサービスにないことを求められなくなります。だって、身を任せていた方がドキドキ感がありながら、ゆったり癒やされる時間になるんですから。
どんな施術を受けたとき男性のお客様は「また、この人に施術を受けたい!」となるのでしょう?
ポイントは3つ
・塗り方
・触れ方
・流し方
です。
これを様々に変化させ組み立てて行くことで、何度来ても毎回少しずつ違う施術で飽きさせることがないものになります。他のサロン、セラピストとの差別化で選ばれるサロン、指名されるセラピストになりますよ!
男性と女性では体格が違います。そのため、手先の力だけで施術をすると、体に負担がかかり腰や手先を痛めてしまいます。
当協会ではテコの原理を利用した楽な姿勢での施術法や、クッションなど「道具」を使う方法でセラピストの体を守りながらお客様には満足度の高い施術方法を学ぶことが出来ます。
一言にマッサージと言っても様々な種類があります。バリニーズ、ロミロミ、スウェディッシュ、タイ古式等など。
未経験でメンズエステサロンに入店しても、興味があれば外部の講習を受けてみるのもいいでしょう。
自分の中に「手技」という引き出しが出来れば、組み合わせてオリジナルの施術を作ることが出来ます。これは他店、セラピストに真似されない差別化となります。「極める」ことで「オンリーワン」のものになります。